ポンとチー
「ポン」と「チー」はいわゆる「鳴き」の一種のことで、相手の牌を利用することを言います。ポンとは
手牌に対子(トイツ:同じ牌が2枚ある状態)があるときに、相手がそれと同じ牌を捨てたときに、その牌をもらうことができ、3枚のセットにすることができます。
例えば、あなたの手牌がこのようになっていたとします。
そのときに、相手がを捨てました。
そこであなたは「ポン!」と言って相手の捨てたを手元に持ってくることができます。
の対子だったのがの刻子(コーツ)になりましたね。
相手の牌を利用したことで、1面子出来上がったということになります。
チーとは
ポンは対子があるときに相手から牌をもらう方法でした。一方「チー」は、のように順子などを持っている時に、やをもらうことができます。
しかし、ポンとは異なり、自分の左隣の人が捨てた牌しかもらうことはできません。
順子でなくてもなどのときにを取ることも可能です。
ポンやチーをしたらしなければいけないこと
ポンやチーをした場合は、その牌を相手のさらさなければいけません。
例えば下のような手牌で、
を対面の人からポンした場合は、
このようにポンした牌を自分の右側に相手に見せるように置かなくてはいけません。
横になっている牌が相手から取った牌で、今回は対面からポンをしたので真ん中の牌を横にしています。
右側の人からポンしたなら、、
左側の人からポンしたなら、となります。
を持っていて、をチーした場合は、
ポンの時と同様に自分の右側に相手に見せるようにして
このように置きます。
ポンとチーのデメリット
ポンやチーは相手の捨てた牌を使えることから効果的な攻めができるというメリットのありますが、一方でデメリットもあります。
他の人に自分の手を読まれやすくなる。
牌をさらけ出す訳ですから、当然相手に自分の手を読まれてしまう可能性が高くなります。立直(リーチ)ができない
鳴くと立直(リーチ)がかけられません。よって、鳴いた場合は、リーチ以外の役を作り上げる必要があります。リーチができないので当然、裏ドラもありません。飜数の下がる役
鳴くことで、役によっては飜数の下がります。次項 槓(カン)について
前項 東風戦と東南戦
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